人のせいにしてはいけないよ

人のせいにしないで頑張りなさい

よくある言葉だと思います。

疲れていた時の私は言葉の意味そのままに受け取り

「そう言われたって、あの人が妨害したのは事実だよね」と内心思っていました。

人のせいにするなという言葉の意味は

誰かが私の邪魔をした、たとえそれが事実であっても

あっちが悪いのは本当であっても

誰が悪いで終わらせて立ち止まるのではなく

じゃあどうしよう、これからどうしていこうと考えていくことなのだと思います。

落ち込んだ後は心を切り替える

起きてしまったことは仕方ないから

起きてしまった事実を取り消すことはできないから

瞬間的に悲しみや怒りを抱くことは仕方ないけど

誰が悪いで終わらせても、どうにもならないから

今からできること

今後同じようなことが起きることを防ぐ方法

それらを考えていくしかないのだと思います。

人のせいなのだとしても怒りや悲しみで立ち止まらず、今後の対策を考える

怒りや悲しみ、それらの感情は正しいです。

一定期間、その感情を受け止めることも必要だと思います。

しかし、いつまでもそこに留まるのではなくて

自分のために、切り替える必要があります。

悔しかったから、悲しかったから、もうこんな思いをしたくないから

次回から同じことが起きないように対策します。

そうならないように、そうできないようにする方法を考える

例えば相手が無言になったり明らかに冷たく接してきた時に

私のこと嫌いなのかな、怒っているのかな?と落ち込みます。

しかし、ただ気にしていても、そこで立ち止まっていても意味がないので

  • こちらから発言するのはやめよう
  • 用件以外は近づかないようにしよう
  • 距離を取ろう

など、今からできることを探すしかありません。

ご機嫌を取ってチャラにしようなど起きたことを取り消そうとする行為は適切ではありません。

怒っているように見えたのが私の勘違いだった時におかしな行動をしているし、そのおかしな行動をしてしまったという事実もまた取り消すことはできません。何かに怒っているのだとしたら相手が不満を抱いた事柄に対応しないと解決しません。

相手が何に対して不機嫌になったのか明確にわかっている時はそれについての対応が必要ですが、なぜこちらに批判的なのかわからない時は距離を取ってみることが当たり障りのない対応です。

距離を取るからといって無視したりあからさまに態度に出すわけではないので、なんでもなかった時には特に問題なく関係を続けることができます。

 

たとえ悪意を持ってこちらの行動を妨害する人がいたとしても

やめてくださいと言うなり、やめてくださいと言ってもやめないのであれば

そうできないようにするしかありません。

煽りや探りのような失礼な発言や、悪意はなくても不快な発言を繰り返す人などにも同じです。

用件なら伝えますが離れれば済むような場面であれば

やめてくれませんかと伝えるよりも

淡泊な対応を繰り返すことで事を荒立てずに

そうできないようにする、こちらに入って来れないようにすることができます。

他人は自分の都合のいいようには動かない

他人はこちらに都合よくは動きません。

私も仲良くもない人や赤の他人に都合よくは動きません。

世の中には常識人もいれば非常識な人もいます。

悪意を持って迷惑行為をする人もいれば

普通は迷惑だとわかることでも、やめてくださいと言わないとわからない人もいれば

やめてくださいと言ってもやめない人もいます。

そういう人に腹を立てても相手はこちらに都合よくは動かないし変わることはないので

そうできないように対策するしかありません。

ショッピングセンターのベンチに鞄を置き忘れて、戻ってきたら鞄はあったけど財布がなくなっていたとして、盗んだほうも悪いけど置き忘れた自分にも落ち度があるということに似たような話だと思います。

あっちが悪い、それが事実だとしても、あっちが悪いで終わらせて腹を立てたり悲しんでいても何も変わらないので、そうできないように対策するしかありません。

人のせいにする人の特徴

人のせいにする人というのは、攻撃的な人もいれば攻撃性のないおとなしい人もいます。

共通しているのは自分が動くと言う発想がないということです。

「相手は変えられないけど自分は変えられる」という言葉の意味は

相手に譲る、相手の都合に合わせるという意味ではなくて

相手を変えるのは無理だったり、指摘すると怒りを買うリスクが伴ったりするので

自分側の対処でどうにかできることであれば

相手の都合に振り回されないために、自分のために

自分自身に都合の良いように自分が動くという意味です。

相手は変えられないけど自分は変えることができるという言葉の意味

座らないでほしい場所に置物を置いたり、浅い対応を繰り返して相手から離れるように促すなど、自分がして欲しくないことをそうできないように対策します。

相手が変わることを望んでいても何も変わりません。

いつまでも過去に留まらず今からできることを考える

例えば、聞かれたくないことを聞かれて嫌な思いをするのなら

答えるという発想しかないからそうなるのであり

用件ではなく答えても答えなくてもいいことであれば

黙ればたいていの人はそれ以上踏み込んできません。

探りをいれてくる人がいるのであれば

こちらの情報は何も喋らないようにして

どっちつかずの短い返事と何か用事を作ってすぐにその場から離れることを繰り返せば

やがてこちらに近づかなくなります。

 

何事にも、怒りや悲しみを抱いていつまでもその地点にいるのではなく

じゃあどうしていこうか考えて自分が動くしかないのです。

あの時あいつが何したから今の自分がこうなんだ

それが事実であったのだとしても

事実あいつのせいなのだとしても

あいつのせいだと言い続けたって何も変わらないから

四方八方塞がりの状態なら仕方ないかもしれないけど

できることがあるのに、あいつのせいだと立ち止まるのであれば

それは私の責任だと思うから。

人のせいなのが本当だとしても人のせいにして立ち止まるのではなく

自分のために、これからできることを考えよう

それが人のせいにしてはいけないという言葉の意味だと思います。