過去に彼が孤独に過ごした3年間、私は今から孤独な3年間を歩く

彼が過ごした孤独な3年間を、これから私が同じことを体験する 最愛の人との死別

彼は私と出会った時に孤独だったのだと思います。

私も彼と出会った時に孤独でした。

今思えばお互いボロボロの状態の時に

たまたま出会いました。

 

気が合うとか仲が良いというよりは

はじまりは、お互い暇つぶしだったと思います。

 

誰にでも合う人合わない人っていると思うんだけど

彼も私もお互い許容範囲の暇つぶし相手といったところだったと思います。

異性として好きとか恋愛感情とか、そういう関係ではありませんでした。

居れる、居てもいい、そんな感じだったと思う。

彼と私は、お互い暇つぶしをするための関係だった

彼は大変優秀な人でしたが

私も、優秀な人とは比べ物にならないけど

特別勉強ができないわけでもなく非行に走ったわけでもなく

普通の人生を歩んできました。

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高校を卒業したあたりから生きづらさが加速した

私は高校を卒業したあたりに人生が狂い始めました。

何がしたいのか、何をしていいのか、わからなくて

とりとめのない不安があって、なぜ生きづらいのかもわかりませんでした。

今思うと体力と精神力の限界だったと思います。

普通の人から見たら、19歳、20歳で何言ってんの?って思うかもしれませんが

当時はそれらに診断が出なかったので

子供の頃からの慢性疲労や低血糖に自力で耐えた限界がその頃でした。

家が目立って貧乏なわけでもなく

できるともいえないけど特別勉強ができないわけでもなく

ある程度の選択肢はあるのに、やりたいことがなく

大人になった今の私が、あの時の私は何をしたかったのか答えると

常に倦怠感が強くて、疲れて疲れて、横になりたかった。

常にインフルエンザのような体調で、

しかし動けないわけではないのもまた批判を浴びてしまいます。

何をするにも常に辛い疲労感を抱えながらやっていました。

それを繰り返すとさ、何を見ても疲労感がこみあげてきて何もしたくなくなっちゃうんだよ。

1回くらいなら食べられる不味い物も毎日毎日365日何年も食べさせられ続けたら2度と絶対に食べたくなりますよね。それと似たような感じだと思います。

それでも、生きるとは、「やめる」ってできるもんでもないので

生きていかなくてはならないんですけどね。

せめて子供時代は何か診断書を出して守られていたら

また違ったんじゃないかなと思います。

例えば、毎回断られたら良くない印象を受けますが、こういう病気だから行けないんだって理由を言われたら、ああそうなんだって思いますよね。

両親が意地悪なわけではありません。

温かい家庭なのに、両親も私も不器用で、なんだかうまくいきませんでした。

 

彼が旅立ってしまって、今が私が生きてきた人生の中で一番ボロボロですが

その前に一番ボロボロだった時期は高校を卒業したあたりです。

当時は彼が孤独だったことを知らなかった

彼と出会った当時、時間はたくさんあったのに

彼にも友達がいるだろうし私は遠慮していました。

あっちから連絡が来たら出かけるという感じでした。

 

彼は人とうまくやっていける人なので友達はいます。

しかし、お友達グループみたいに

学校に行けばいるいつものメンバーみたいな友達ではなく、

時々会うような関係だったり、とても親しいけどたまにしか会えない友達

という感じだったのかなと思います。

彼は友達がいなかったわけではないけれども、たまに会う友達がいる程度だったのかもしれない

彼も孤独だったのだということは

出会ってから、だいぶ年月経ってから知りました。

20歳前後の若い時期に3年もの孤独は辛かったと思う

後から振り返ると、当時

彼は3年間も孤独だったんだなと思いました。

私はボロボロになりつつも、その頃すぐに彼と出会ったので

あまり長い期間の孤独は経験していません。

強く孤独を感じた期間は数か月くらいだったと思います。

 

彼と出会ったからって

突然幸せな人生になったというわけでもなく

好きとかそういう気持ちもなく

たこ焼きを食べたり、スーパーに買い物に行ってパスタを作ったり

特にこれといって何もしていない日常でした。

居れるから居るという感じで、特別な感情はありませんでした。

 

でも気づくと昔のことは忘れていて

彼と出会うちょっと前までは真っ暗な人生だったのに

こんなに何も気にしなくていい毎日になっていたのだなと気づきました。

 

大人になると3年なんてあっと言う間だけど

20歳前後という若い時期に3年も孤独って

それで心を壊さないのが無理であろう

辛いことだったと思います。

孤独な3年間が最後の課題だったらいいなと願う

私はわかりやすいから疲れている時に

見るからにボロボロだと思うけど

彼の場合、賢いので

どんなに疲れていても表に出さないことができます。

何かあってもそうなったらそうなったで切り替えることができるような

前向きで明るい人なのだと思っていたけど

本当は私以上に疲れていたのかもしれない。

今から私は孤独な人生を一人で歩く、彼が孤独な3年間を過ごしたように

私は彼が歩いた孤独な3年間を今から歩きます。

これが最後の課題だったらいいな

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